小説家食堂

小説、エッセイに登場するあの料理を食べる

望郷シーナスパゲティ(椎名誠『ひるめしもんだい』)

“ひところキャンプ料理で、スパゲティ料理にいたく凝り、いく日かの不屈の闘魂によってついに「望郷シーナスパゲティ」というものを完成させた。つくり方は簡単で、よく茹でたスパゲティを皿に盛りいきなり大量のカツオブシをコレでもかコレでもかと叫びつつばさばさふりかける。あついスパゲティにふりかけられたカツオブシはおかしなことにそこでわらわらと身をよじって踊るのだ。数秒それを眺めたのち続いてすぐにマヨネーズのチューブをサカサにし「コノヤロコノヤロ」と叫びつつ、ぐにょぐにょとまんべんなくひねり落下させる。次に「ドーダドーダ」と叫びつつショー油を注ぎ、間髪を入れず全体をごちゃごちゃにかきまぜて食ってしまうのだ。”  (椎名誠『ひるめしもんだい』より)

f望郷シーナスパゲティ(椎名誠『ひるめしもんだい』)

かつおぶしがゆらゆらします。文句なしにウマい。


椎名誠(1944-)のエッセイから。栄養面、健康面での批判が降り注ぎそうな、これぞ男のめしという感じの一品です。体に悪いそうなものって、なんでこんなにおいしいんでしょうか。

望郷シーナスパゲティ(椎名誠『ひるめしもんだい』)

遠目且つ薄目ではお好み焼き風に見えます。


RECIPE
望郷シーナスパゲティ(1人分)
乾燥パスタ ・・  100g
マヨネーズ・・・お好みで
しょうゆ・・・・お好みで
かつおぶし・・・お好みで


HOW TO COOK
1.水を沸かし、沸騰したら、パスタと塩を加えて茹でる。
2.茹でたパスタに、マヨネーズとしょうゆとかつおぶしの順で落下させる。

 

POINT
椎名さんは、かつおぶし→マヨネーズ→しょうゆ の順ですが、見栄えが気になる方はレシピのようにかつおぶしを最後にすると良いです。また、しょうゆはキッコーマンのいつでも新鮮シリーズだと、一滴ずつでるので目分量でも調整しやすく、見栄えもなんだか洒落たソースみたいになります。

 

ひるめしのもんだい 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ

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