小説家食堂

小説、エッセイに登場するあの料理を食べる

ミートソース茶漬(村上春樹『食物の好き嫌いについて(3)』)

“だいたいどうしてうどんの中にわざわざカレーとかコロッケみたいな明らかに異なったライン上にあるものを放り込まなくちゃならんのか、僕にはまるっきり理解できない。そんなことを許しつづけていたら今に「ミートソース茶漬」なんてところにまで突っ走らねばならないのではないか?”(村上春樹『村上朝日堂』の「食物の好き嫌いについて(3)」より)

ミートソース茶漬(村上春樹『食物の好き嫌いについて(3)』)

うまい。トマトがさわやかで食欲のないときでもさらさらイケると思います。あっさりしたリゾットみたいな感じです。パルメザンチーズをかけたら一層美味しそうです。スプーンでどうぞ。

 

村上春樹(1949-)のエッセイから。カレーうどんやコロッケうどんには手を出す気にはなれないと語られるなかで登場する“ミートソース茶漬”。
食べたくないタイプの料理のいわば進化例として挙げているのですが、その意外な組み合わせのインパクトからなのか、ハルキストと呼ばれる村上春樹ファンの間でどんな味なのか話題に出ることがしばしばあるようです。ちょうどミートソースを作ったので物の試しに食べてみました。

ミートソース茶漬(村上春樹『食物の好き嫌いについて(3)』)

鍋はルクルーゼのココット・ジャポネーズという浅型タイプなのですが、鍋物、たとえばおでんもこれで作っています。ある程度保温されるので、テーブルにカセットコンロを準備せずに鍋敷きをしいてどーんと置いたりも。便利です。ミートソースは、夏は果実味があってあっさり仕上がるホールトマト缶で、冬はこっくり仕上がるカットトマト缶で作っています。

 

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こしょうは、ジェイミー・オリバーのミル付きこしょうが好きです。チリやBBQなど他のシーズニングもジェイミーのブランドをささやかに信仰しています。


RECIPE
ミートソース茶漬(1人前)
ごはん・・・・・・1膳分
ミートソース・・・お好みで
だし・・・・・・・適量
胡椒・・・・・・・少々

 

HOW TO COOK
1.お茶漬にかけるだしを作る。顆粒だしを溶いたものや白しょうゆを希釈したり、なんでもOKです(いろいろ迷いましたが、煎茶ではなくだし茶漬のほうが相性が良さそうです)。
2.あつあつのごはんに、ミートソース、1をかけて、こしょうをふる。

 

村上朝日堂 (新潮文庫)

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